技術情報

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Technical Information

2019/05/17
過熱水蒸気雰囲気対応イナートガスオーブン

過熱水蒸気雰囲気対応イナートガスオーブン

【過熱水蒸気の概要】
過熱水蒸気とは沸点以上の温度に加熱された水蒸気のことを表わし、一般的に短時間で
温度ムラなく無酸素に近い状態で被加熱物の加熱が可能であることが特長とされています。
過熱水蒸気というキーワードが世の中に広まったのは、10年以上も前の出来事ですが、
家庭用オーブン調理器に採用されたことがきっかけとなり、現在では食品加工等以外の
産業界全体で過熱水蒸気の活用が検討されています。

【過熱水蒸気雰囲気対応イナートガスオーブンの特長】
過熱水蒸気の有用性の検証、低酸素雰囲気処理とフットプリント削減を実現した、
光洋サーモシステムの「過熱水蒸気雰囲気対応イナートガスオーブン」を紹介します。
@過熱水蒸気の導入位置や距離の最適化、万全の結露対策を施した専用設計で、
 過熱水蒸気の有用性を実現。
A従来の窒素ガス雰囲気との切替やプログラマによる温度カーブの再現も可能。
B過熱水蒸気雰囲気下で低酸素雰囲気(残存酸素濃度 20ppm)を実現。
 酸素濃度測定も可能。
Cオーブン本体と過熱水蒸気発生装置を一体化しコンパクト化。
※当社ではテスト検証が可能なデモ機を準備していますので、まずは製品テストをご依頼ください。

【過熱水蒸気雰囲気で得られる有用性】
[加熱効率の向上]
・過熱水蒸気は空気に比べ対流熱伝達性に優れ、加熱効率が向上
[処理製品への熱負荷低減※]
・加熱効率の向上により、脱バイ時間や処理時間の短縮、処理温度の低温化
(テスト例1)電子セラミックスの脱バイ処理時間短縮(1バッチ処理で△3時間短縮)
(テスト例2)ファインセラミックスの脱バイ処理時間短縮(1バッチ処理で△4日間短縮)
[生産性向上・ランニングコスト低減※]
・処理時間の短縮や処理温度の低温化により、生産性の向上やランニングコストが低減。
[処理製品の信頼性と品質向上※]
・処理時間の短縮や処理温度の低温化により製品への熱負荷が低減。
 処理温度ムラも縮小し製品の信頼性や品質向上に繋がります。
・電子セラミックス等の処理においては、従来の窒素雰囲気下の処理に比べ
 脱バイ効率が向上し、脱バイ後の製品残留炭素量が低減。
※処理する材料等により効果の度合が異なります。まずはデモ機で効果をお試しください。

【処理用途】
・電子セラミックスやファインセラミックスの脱バイ
・その他、加熱効率向上が処理プロセスに影響を与える製品の熱処理

【製品情報】
過熱水蒸気オーブン AllFitシリーズ
・常用使用温度:RT+60℃〜600℃)(※過熱水蒸気使用時は、200℃以上で導入可能)
・処理雰囲気:過熱水蒸気、N2、Air
・残留酸素濃度:20ppm以下
・槽内寸法(mm) AllFit-21BO :600(W)×600(H)×600(D)
・デモ機あり

デモ依頼や商品に関するお問い合わせは、こちらまでお問合せください。


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2019/05/06
カスタマーサービス/電子部品製造用連続炉の省エネ化

【カスタマーサービス】電子部品製造用連続炉の省エネ化について

【概要】
断熱性と昇降温特性に優れた性能を持つ当社モルダサームヒータを使用した、
電子部品製造用連続炉をご使用いただいているお客様に、さらなる省エネ化を図った
高性能モルダサームヒータへの更新をご提案します。

・断熱材からの放散熱量削減で省エネ化
・環境負荷の低減(CO2排出量の削減)
・作業環境の改善(炉体パネルの表面温度低下)
・当社従来品と互換性があり、新たな設計・改造無しにヒータ更新可能

詳しくは、省エネ化の改善効果例を示した資料をご参照ください。
高性能モルダサームヒータ

商品やサービスに関するお問い合わせは、こちらまでお問合せください。





2018/11/30
排ガス処理装置のスリム化によるフットプリント低減

排ガス処理装置のスリム化によるフットプリント低減

【課題】
当社の電子部品製造用メッシュベルト式連続炉は、気密性・安定性・再現性に優れた金属マッフルを採用しており、幅広い用途に高品質な連続熱処理が可能です。
処理品の中には、熱処理過程で有機系バインダー等が多く発生する場合がありますが、処理品不良や装置・環境汚染を抑制するための雰囲気制御が熱処理における重要なポイントとなります。
当社では、発生ガスを処理室から速やかに強制排気し、その排ガスを高温処理するためのヒータ方式の排ガス処理装置を付設することで、これらの諸問題を解決しています。
バッチ式や連続式等、様々な炉形式に対応できる標準仕様の排ガス処理装置GMシリーズと、連続炉を接続した装置構成ですが、排ガス処理装置を別置きにする必要があるため、装置のフットプリントが広くなってしまうという課題がありました。

【対策】
・連続炉専用に排ガス処理装置を最適化設計
・加熱効率の向上を図り処理装置をスリム化
・炉体上部に排ガス処理装置を設置
・排ガス処理装置の試作と検証テストを実施。

【得られる効果】
・フットプリント低減により工場の有効活用エリアを拡大
・加熱効率向上による消費電力削減
※比較例の条件
連続炉機種:47-MT-24(ベルト幅600mm×全長約9m)
排ガス処理装置:GM-40シリーズ×2台設置

【リリース予定】
2019年2Q

【対象製品】
メッシュベルト炉/標準マッフル型
ヒータ式排ガス処理装置 GMシリーズ

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